出産内祝いのルーツ

日本では、子どもが生まれると、その喜びを分かち合いたいという思いから、出産内祝いが贈られます。
今と比べて、医療水準の低かった時代にも、そういった親の気持ちに変わりはなかったものの、生後間もない赤ん坊が、死亡する確率は現代よりも高かったと考えられます。

そのように、生まれたばかりの赤ちゃんが亡くなるのは、悪霊のしわざだと信じていた一般の人々は、何とかして子どもを守りたいという思いから、さまざまな対策を講じました。
そして、子どもが無事に、死亡率の高い時機を過ぎると、その喜びを表現するために、出産内祝いが贈られたのだと考えられます。

また、出産内祝いと関連の深い行事に、「お宮参り」があります。
こちらは、土地の神様に子どもを紹介し、その土地の人間として認められるために行なわれます。
お宮参りは、鎌倉・室町時代に始まった武家社会の風習であったと言われています。
一方、出産内祝いの行なわれるようになった正確な時期は分かっていませんが、お宮参りとの関係が深いことから、同時期に始まった可能性は高いと言えます。

当時は、現代と比べて医療技術の水準が低かったことから、出産には、今よりも多くの人たちの協力が必要だったのでしょう。
そういった事情から、赤ん坊が無事に生まれたことを喜び、世話になったたくさんの人々へ感謝する気持ちを込め、出産内祝いが贈られたのだと考えられます。
このサイトでは、出産内祝いの起源について述べます。

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